レイ・ダリオ著 「変わりゆく世界秩序」
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序章過去の事例に似ているようですが、これからの時代は私たちがこれまで生涯で経験した時代とは大きく変わります。どうしてそれがわかるのでしょう?なぜならこれまでもずっとそうだったからです。[音楽]
私の約50年間に及ぶグローバルなマクロ経済投において、私を驚かせた最も重要な出来事は、自分の生害でそれまでに起こったことがないからこそ驚かされたということを嫌というほど思い知らされました。この苦痛を伴う驚きは、私を過去500年間の歴史における同様な状況を研究するよう導きました。そして同じことがこれまでに何度も起こっていることが分かったのです。オランダ、英国、そして米国など帝国の浮き沈みです。そしてこれが起こった時は、常に世界秩序の変化の兆しだったのです。この研究は貴重な教訓をもたらしてくれました。私はそれをさらに生成してあなたにお伝えします。さらに総合的な説明見解は、私の著書である『変わりゆく世界秩序』をお読みください。
私をこの立場に導くことになった話から始めます。つまり過去を研究することにより未来を予測する手法をどうやって学んだかについて。[音楽]
私がニューヨーク証券取引所で若い事務員として働いていた1971年、米国は資金がなくなり、そして債務振行となったのです。そうなのです、米国はお金がくったのです。どのようにしてま。当時は国々の間の取引に使用されていたのは金でした。ドルのような紙幣は小切手帳の小切手のようなものでした。真の貨幣である金と交換できること以外に他の価値はなかったのです。
その当時、米国では歳出が歳入をはかに上回っており、小切手を交換できる銀行が所有する金よりも多くの紙のお金を印刷していたのです。これらの小切手を人々が銀行で金貨兵に監禁するにつれ、米国の所有する金の量が減少しました。米国は発行された全ての紙幣に対する約束を守ることができないことが間もなく明らかになり、ドル紙幣を持っている人々は金がなくなる前に急いで監禁しようとしました。米国が実質的に金を使い果たそうとしていることを認識し、8月5日、日曜日の夕方にニクソン大統領はテレビに出演し、人々にドルを金と交換させという約を米国が破っているという生命世界に向けて行いました。もちろんその通りに伝えたわけではありません。米国が債務不利行に陥っていることを明らかにすることなく、より外交的に発表したのです。
国の通貨の強さはその国の経済の強さに基づいています。そしてアメリカの経済は世界で軍を抜いて最強です。従って私は財務長官に、家からドルを守るために必要な行動を取るように示しました。金額と状況が通貨の安定と米国の国益にとって最善である場合を除き、ドルと金またはその他の準備金との交換を一時的に提出するように財務長官に指示したのです。私たちが理解していた貨幣が終了しつつあるということに気がついて、その会見を異形の念を持ってみたのです。なんという危機だろう。
翌日に株式市場が落ちると予想し、早めに取引所について準備をしました。オープニングの金が鳴ると、大混乱が生じました。しかし私が予想したタイプの混乱ではありませんでした。市場は上昇しました。大幅にです。およそ25%も上昇しました。私が驚いたのは、これまでに私は通貨の切り下げを経験したことがなかったからです。
歴史を振り返ってみると、1933年に全く同じことが起こり、私は発見しました。その当時、ドルは金位でした。米国は金と交換するよりも多くの紙幣を消費していたため金が不足しつつあったのです。そしてルーズベルト大統領は、ドルを金に交換するという国の約束を保護にするということをラジオで発表しました。その時、私は国立銀行の日を定する告を出し、これは政府による財政的及びの築の最初のステップでした。
第2のステップは、先週の木曜日に会員によって迅速かつ愛国的に可決された法律であり、私の宣言を確認し、私の権限を拡大して時間的要件を考慮して休日を延長し、その休日の禁止を徐々に解除することが可能になります。この法律はまた、プログラムを策定することを可能にする権限を与えるものです。この両方のケースで金と打を禁止することによって、米国は引き続き歳入よりも多くの額を歳出することが可能になりました。より多くのドルを印刷するだけです。国の富を増やすことなくドルの数が増えたため、ドルの価値が下がりました。対応する生産性の増加を見ないまま、これらのドルが市場に入るにつれ、人々は多数の株金品を買い走ったため、それらの価格は上昇しました。[音楽]
さらに歴史を研究するにつれ、それ以前に全く同じことが何度も何度も起こったことを発見しました。私は次のことに気がついたのです。歴史が始まって以来、政府が税歳入より多くの額を歳出し、状況が悪化すると通貨がなくなり、さらに必要となります。そこでさらに紙幣を印刷します。莫大な量です。すると通貨の価値が下がり、ほとんど全てのものの価格が上昇します。これには株式、金、や一時産物が含まれます。[音楽]
この時に私は次の原則を初めて学びました。中央銀行が危機を回避するために多くの紙幣を印刷し、株式、金、一時産物を購入すると、それらの価値が上昇するため、紙の価値が下がるのです。このような紙幣の印刷は2008年にも、住宅ローン危機を緩和するために行われ、2020年にもパンデミックによる経済機器を緩和するために行われており、将来的にもほぼ確実に行われるでしょうですから、この原則に留意してください。これらの経験から次に上げる別の原則を学びました。これから何があなたに起こるのかを理解するためには、過去に何が起こったのかを理解する必要があります。
この原則によって、私はどのように競争の20年代のバブルが1930年代の大不況に変わったのかを研究するに至りました。これによって2007年のバブルが2008年のバブル崩壊に変わった時に、それを予測して利益を得ることができるような教訓を得たのです。これら全ての経験が将来的にうまく処理する方法を学ぶために、同様の状況について過去に目を向けるというほぼ本能的な衝動を私にもたらしたのです。
秩序の[音楽] 変化。過去数年にわたって、私の生涯で起こっていなかった次の3つの大きな事柄が、私にこの研究をするよう促しました。まず、世界各国は債務を支払うのに十分なお金を持っていません。金利を0%に。そこで中央銀行は債務の支払いのために多くの紙幣の印刷を始めました。第2に、富と貧困のギャップが拡大しているため、大きな内的対立が発生しました。これは富を再分配したい者と、富裕を守ろうとする者の政治的な大衆警告と分極化として現れました。第3に、現在中国と米国の間で生じているような上昇する大国とリードする大国の間の外部紛争が増えていります。
そこで振り返ってみました。これら全ては以前同時に起こっていることが分かりました。何度も、そしてほとんど必ず国内及び世界の秩序の変化につながっているのです。この連続的な事柄が前回起こったのは1930年から1945年です。秩序とは一体何を指すのかと疑問に思われるでしょう。それはお互いに対応する人々のための地のシステムです。国内での統治のための内部的秩序があり、これは通常憲法に定められています。そして国と国の間で適用される世界秩序があり、これは通常条約に定められています。国内の内部秩序は、世界秩序とは異なる時期に変化し、それが国内であれ国と国との間であれ、これらの秩序は通常戦争の後に変わります。
国内での内戦、国と国との間で起こる国際戦争です。革命的な新しい勢力が弱体化した古い秩序を打ちまかす時に戦争が起こります。例えば米国国内の秩序は、アメリカ独立戦争の後1789年に制定された憲法に規定されています。そして南北戦争を経て今日に至るまで、その憲法が施行されています。ロシアは1917年のロシア革命により当時の古い秩序を排除し、新たな秩序を打ち立てました。これは比較的流血の少なかった革命で、1991年に結実しました。中国の現在の国内秩序は中国共産党が内戦に勝った1949年に始まりました。分かってきましたか?
現在の世界秩序は一般にアメリカ世界秩序と呼ばれていますが、これは第2次世界大戦での連合軍の勝利の後に形成されたものです。アメリカが支配的な大国として浮上した時です。そこではグローバルガバナンスと通貨システムがどのように機能するかに関する協定とがまとめられました。1944年に新世界の通過制度はブレトンウッズ協定に定められ、ドルは世界有数の準備通貨として確立されました。準備通貨とは一般的に世界で受け入れられている通貨のことです。準備通貨を持つことは、最も豊かで最も強力な帝国になるための主要な要因です。
新たな支配的権力と通貨制度が確立されると、世界秩序が始まります。私がビッグサイクルと呼んでいる、時代を超越した普遍的なサイクルによりこれらの変化が起こります。ビッグサイクル。まず簡単な概要から始めて、より完全なバージョンを提供し、さらに詳しく知りたい方には私の著書をご紹介します。過去500年に渡る10の最も強力な帝国、そして最後の3つの準備通貨を研究し た結果、国々の攻防の歴史へと導かれました。
オランダ海上帝国とギルダ、大英帝国とポンドの興亡、アメリカ帝国とドルの対等、そして中国帝国、そしてその元の衰退と上昇。また、スペイン、ドイツ、フランス、インド、日本、ロシア、オスマン帝国の興亡。それらの争が一緒にこの図で比較されています。中国のパターンをよりよく理解するために、中国王朝とその貨幣を600年に遡って研究しました。これらの数値を1度に見ると混乱する可能性があるため、4つの最も重要な国、オランダ、英国、米国、中国に注目します。すぐにパターンに気がつくでしょう。では少し携帯を乾燥化してみましょう。ご覧の通り、このパターンは約250年続く重なり合うサイクルで発生し、そのサイクルの間には10から20年の移行期間があります。一般的にこれらの移行期間は大きな紛争の期間です。なぜなら、主要大国は戦うことなしには衰退しないからです。
では、帝国の権力をどのように比較したのでしょう。この研究では8つの評価基準を用いました。各国の総合的な力は、全てを合計したものを平均で割っています。基準は次の通りです。教育、独創性と技術開発、世界市場における競争力、経済生産高、世界貿易に占める比率、軍事力、資本市場のための金融センターの力、そして準備通貨としてのその通貨の強さです。これらの力は測定可能であるため、各国が現在どれほど強く、過去にどれほど強かったか、上昇傾向にあるのか、衰退に向かっているのかを見ることができます。多くの国々の推移の過程を研究することで、一般的なサイクルがどのように発生するかを知ることができます。
小刻みな変化は混乱を招く場合があるため、典型的な帝国の交流と衰退を推進する原因と結果の関係のパターンに焦点を当てることで分かりやすくします。ご覧の通り、教育は一般に独走力や技術開発の増加につながり、それに続いて準備通貨としての通貨の確立につながります。またこれらの力は同様の順序で衰退していき、お互いのさらなる衰退へ向かっていくことが分かるでしょう。では、これらの交流と衰退を生み出す国の内部で起こっている一般的な一連の出来事を見てみましょう。一言で言うと次の通りです。ビッグサイクルは一般的に大きな紛争、しばしば戦争の後に始まり、新しい大国、そして新たな世界秩序が確立されます。この力には誰も挑戦したがらないため、平和と繁栄が一般的にそれに続きます。
この平和と繁栄に人々が慣れてきて継続することにますます依存するようになると、継続のために資金を借りるようになり、これが最終的には金融バブルにつながります。その帝国の貿易における比率が成長するにつれ、ほとんどの取引がその通貨で実施されるようになり、準備通貨となります。これによってさらに多くの借金につながります。同時にこの繁栄の増加によって富が不均衡に分配され、一時的に裕福な者と貧困な者との間で富の格差が広がります。最終的には金融バブルが弾け、通貨の印刷と富裕層と貧困層の間の内なる葛藤の増加へと続き、が富を再分配するための何らかの形による革命につながります。
これは平和的に起こる場合もあり、または内乱として起こる場合もあります。この帝国が内部で分裂し格闘する間に、外部の対立してきたライバルの力と比較してその力は衰えます。新しい力が国内崩壊しつつある支配的な力と競合するに十分強力になると、外部紛争、最も一般的に戦争が発生します。これらの内部分裂及び他国との戦争によって新たな勝者と敗者が生まれ、そして勝者は協力して新たな世界秩序を生み出します。するとこのサイクルが再び始まるのです。振り返ってみると、これらの因果関係が国の交流と衰退のサイクルを推進すること、それははるか昔のローマ帝国まで遡ることができると分かったのです。
個々の物語が他の物語と混ざり合って、私たちの集合的な歴史である壮大な500年の物語を作るのと同じように、これらのサイクルのそれぞれの物語がその前、その間、その後、これまでにどれほど混然一体となっているかが分かりました。そして人間のライフサイクルと同じく、全く同じサイクルは2つとしてありませんが、ほとんどは2通っています。誕生から強さと成熟、そして脆弱化から必然的な衰退に至る段階を経て進んでいく論理的な因果関係によってこのサイクルは動かされています。ですがそれは人の寿命が平均的に80年であるというようなもので、それよりはるかに短いものもあればまたははるかに長いものもあります。年齢は将来的な寿命を示す良い指標となり得ますが、より良い指標は健康です。この指標は帝国やその国家としての生命兆候に対しても適用できます。
権力の変遷の指標を観察することで、ある国がサイクルのどの段階に位置しているのかを知ることができ、これは次に続くと思われる段階を予測するのに役立ちます。では、ビッグサイクルについての詳細をお話ししましょう。これからの20分間で過去500年の歴史をご紹介し、オランダ、英国、米国、中国帝国における類似するパターンをご説明しましょう。ビッグサイクルの500年間では、一般的なサイクルを上昇、ピーク、衰退の3つの局面に分けてご説明します。
上昇。内部と外部の両方における上昇する新たな秩序の成功は、一般的に次の4つを行う強力な革命的リーダーによって始まります。まず敵対者よりもさらに多くの指示を得ることで権力を勝ち取ります。第2に敵対者を転校させたり弱体化させたり排除することで権力を強固にして、敵対者が邪魔をしないようにします。第3にその国がうまく機能するような体制と制度を確立します。第4に後継者をうまく選ぶ、あるいはそれを可能にするシステムを創設します。優れた帝国には数世代にわたる多くの優れたリーダーが求められるからです。
この段階で戦いに勝った後、一般的に平和と成長、繁栄の期間が訪れます。リーダーシップが明らかに支配的で幅広い指示を受けているため、これに対抗しようとする人がいないからです。この段階でその国のリーダーは、その国の富と力を高めるための優れたシステムを構築しなければなりません。何よりもまず優れたリーダーには次の支出が必要です。しっかりした教育。これは単に教えるための知識や技能だけでなく、しっかりとした人格、労働倫理です。これらは一般に家庭、学校、そして宗教的組織によって教えられるものです。
これによってルールや法律を尊重し、社会における秩序を保ち、腐敗が少ないことで共通の目的の元に団結し、一緒にうまく協力できるようになります。これにより、基本的な製品を生産することから新たな技術の確信と発明に移行します。例えば、オランダ人はハプスブルク帝国を妥当し見事に教育を受け、極めて独創的になって世界中の主要な発明の1/4を生み出しました。そのうち最も重要なのは、富を収集するために世界を旅することを可能にする船の発明です。そしてこれらの船旅に資金提供するために発明されたのが、今日私たちが知っている資本主義です。全ての主要な帝国と同じく、オランダは世界の裁量の思考を受け入れることで彼らの思考を強化しました。その結果、人々と国がさらに生産的になり、さらに世界市場で競争力が増し、これが経済成長を促し、そしてオランダが世界貿易に占める比率を上昇させました。
米国と中国の間で経済算出学と世界貿易に占める比率がほぼ同等であることで、これと同じことが現在起こっていることがお分かりになるでしょう。国々がさらにグローバルに貿易を行うにつれ、自国の公益と海外の利益を保護する必要があり、優れた軍事力が展開されます。うまくいくと、高循環が強力な収入の成長につながり、これが教育への投資、インフラ、そして研究開発への投資のための資金となります。また富を生み出す、あるいは受け取るための能力を持つ者にインセンティブを与え、力を与えるためのシステムを開発しなければなりません。これらの全ての場合で、最も成功する帝国は資本主義的アプローチを用いて生産性の高い企業を育てていきます。中国共産党によって運営されている中国ですら、この資本主義的アプローチの1つの形態を用いています。[音楽]
翔平は質問に対して「白い猫でも黒い猫でもネズミを捕まえる猫が良い猫だ、そして豊かになることは素晴らしい」と答えています。このように行うためには資本市場を育成する必要があります。最も重要なのは貸し付け、債券、株式市場です。これによって人々は貯蓄を投資に変えて発明や開発に資金提供することができ、素晴らしいことを実現させる人々の成功を分かち合うことができます。
オランダは初の上場会社であるオランダ東インド会社と、これに資金提供する株式市場を初めて設立しました。これは莫大な富と権力を生み出すシステムの不可欠な部分です。自然な成行として最大の帝国は、世界の資本を引きつけ再分配するための世界の主要な金融センターを展開します。アムステルダムはオランダが出していた時に世界の金融の中心でした。英国がトップであった時はロンドンが、そして現在はニューヨークであり、中国は急速にその金融センターを展開しています。
最も重要なのは資本家、政府、そして軍隊が協力することです。オランダでは、それらがうまく協力しただけでなく、その3つは一体だったのです。オランダ東インド会社は、政府から独占貿易権を与えられ、富を奪うためにグローバル市場に出ていくための独自の公式に認可された軍隊を所有していました。英国はイギリス東インド会社で続き、その政府、企業、軍事戦略を同様に連携しました。米国の軍産複合体も同様に従い、中国のシステムも今日行っていますが、最大の貿易帝国になると、その取引はその国の通貨で支払われ、その通貨が優先されるグローバル交換手段となります。
そしてその通貨は、後半に受け入れられ頻繁に使用されるため、世界中の人々がその通貨を貯蓄し、優先される富の貯蔵書となります。それゆえに、世界の主要な準備通貨となるわけです。オランダが世界貿易をリードしていた時は、ギルダが世界の主要な準備通貨であり、英国がリードした時はポンド、そして米国がリードしてからはドルです。自然に中国の通貨はますます準備通貨の1つとして使用されています。
準備通貨を持っていることで、その帝国は他の国々よりもより多くの資金を借りることができます。その利点は莫大です。考えてみてください。世界中の人々はその通貨を蓄えること、つまりその帝国に貸すことに熱心です。準備通貨を持たない国々にはこれがありません。そしてその帝国が時、国の通貨がなくなると、米国で1971年に起こったことを覚えているでしょう。必ずさらなる多くの通貨を印刷します。この帝国の準備通貨が与える法外な特権によって、借金が増加し、金融バブルが始まります。この相互に支え合う財政的、政治的、軍事的権力につながり、準備通貨の借入れ力に支えられた一連の因果関係は、歴史が記録され始めて以来一緒に起こっています。世界で最も強力になった帝国は全て、頂点までこの経路をたどっています。[音楽]
ピーク。ピークのにいる間、これらの長は持続維持される一方、その成功の果実に埋め込まれているのは衰退の種です。原則として次のことが言えます。富裕で強力な国々の人々がより収入を得るようになると、より少ない報酬で働くことを祝わない他の国々の人々と比較して、報酬がより高くなり競争力が劣るようになります。そして同時に、他の国の人々はごく自然に主要国の方法や技術を学ぶため、主要国の競争力がさらに減少します。
例えば、英国の造船所の労働者はオランダの造船所よりもより安価でした。そこで英国はオランダの設計者を雇って、より安価な英国の労働者を使ってより良い船を建造しました。これによって英国はさらに競争力を得て、これが英国の対等とオランダの衰退につながりました。また人々が裕福になると、それほど一生懸命働かなくなる傾向があります。より楽しみ、より洗練された生産性の低いものを求めることを楽しみます。そして極端な場合、大敗的になりま す。
上昇から頂点までの間、世代から世代において価値観が変わります。富と権力を得るために葛藤した者と、それらを継承した者。継承した者は戦いに慣れておらず、贅沢に浸って楽な暮らしに慣れており、困難に対してさらに脆弱になります。オランダの黄金時代と英国のビクトリア時代が、このような繁栄期です。[音楽]
物事がうまくいくことに人々が慣れてくるにつれ、ますます良い時が継続することに依存するようになり、これを継続するために資金を借りるようになると、金融バブルに向かいます。金融的収益が不均衡となり、富の格差が広がります。富の格差は自己強化されます。なぜなら豊かな人々はその裕福な資源を使ってその力を強化するからです。例えば、自分の子供たちにより良い教育などの大きな特権を与え、自分たちの利益のために政治的制度に影響を与えます。これによって裕福な者と貧困な者の間の価値観、政治や成長の機会における格差が引き起こされます。
裕福でない人々は制度が不公平だと感じ、分外が大きくなります。しかしほとんどの人々の生活水準が上昇している限り、格差と分外が悪化して紛争に至ることはありません。世界の準備通貨を持つと、必然的に過剰な借入れにつながり、その国が外国の貸し手に負う多額の債務が膨らむことになります。これは短期的に消費力を高めますが、長期的には国の財政状態を弱めます。[音楽]
言い換えると、借入れと消費が強いと、帝国は非常に強力であるように見えます。ですが財政は実際には弱っているのです。借入れは帝国を維持するために必要な国内の過剰消費と国際的軍事紛争の両方に資金提供することによって、国の力をその原則を超えて持続することを助けます。必然的に帝国を持続して防御する費用が、もたらす歳入よりも大きくなり、帝国を維持することは採算が取れなくなります。
例えばオランダ帝国が世界中に手を広げすぎ、その領土と攻撃炉を保護するために英国と他のヨーロッパ大国とますます費用のかかる戦争をしました。大帝国は同じく巨大で的になり、ライバル、特にドイツが急上昇するにつれ競争力における優性を失います。ますますお金のかかる軍事競争、そしてさらには世界大戦に至りました。米国は9月11日以来、外国との戦争、そしてその結果に約8兆ドルを費やしており、さらに数ドルを他の軍事戦略と70カ国にある軍の基地を維持するために費やしています。それでも中国の周辺地域で中国との軍事競争を支援するために十分な支出をしていません。
このサイクルの中で、より富裕な国々は、蓄えのあるより貧しい国々から借り入れすることによって、最終的に借金で首が回らなくなります。これは裕福な国の権力の意行の初期の兆候の1つです。これは米国では1人あたりの収入が中国の40倍であり、中国から借入れを始めた1980年代に始まりました。中国はドルが世界の準備通貨であったため、ドルを蓄えたかったからです。同様に、大英帝国もより貧困な植民地から多額の資金を借り入れました。オランダも頂点にあった時に同じことをしています。帝国が新たな貸し手に不足するようになると、その通貨を保持していくには、借金を集めるのではなく、売りを始め、その帝国の力は衰退を始めます。[音楽]
衰退。衰退は国内経済の衰弱に内部紛争、またはお金のかかる外部との戦争、あるいはその両方を伴って到来します。一般に衰弱は徐々に始まり、そして非常に突然到来します。借金が莫大になると景気の停滞が起こり、その帝国はもはや借金を返済するために必要な資金を借り入れできなくなり、金融バブルが弾けます。これは国内における大きな困難を生み出し、国は債務不利行または新たに通貨を大量に印刷するかのどちらの選択を余儀なくされます。
そして国は最初は徐々に、そして最終的には大規模により多くの紙幣を印刷することを常に選びます。これは通貨の価値を低下させ、インフレを高めます。オランダの場合、これは財政過剰と第4次乱戦争のための支払いによって引き起こされた金融危機でした。同様に英国では、財政過剰及び2つの世界大戦から出てきた債務への支払いでした。
そして米国では90年代からの債務融資ブームとバストの3つのサイクルで、中央銀行がその度により強力な措置を講じていきます。政府が自ら資金調達するのに問題がある場合、経済状況の悪化があり、かつほとんどの人々の生活水準が下がり、そして驚愕の富、価値観と政治的な格差があると、裕福な人と貧しい人々、かつ異なる民族的、宗教的人種的グループの間の内部構想が激化します。これがウとサハのポピュリズムとして現れる政治的過激主義につながります。
この人々は富の再配分を求め、ウの人々は富裕層の中に富を維持することを求めます。一般にこのような時期には裕福な人々への税金が上がり、裕福な人々がその富や幸福が奪われることを恐れて、より安全な場所、資産、通貨に移動します。これらの留出によって帝国の歳入は減少し、これは古典的な自己強化型の空洞化過程につながります。
富の留出があまりにもひどくなると、政府はそれを非合法化します。避けることを求める人々はパニック状態に陥り始めます。このような緊張した状況は生産性を弱め、経済の規模が縮小して、さらに縮小したリソースをどのように分配するかについての紛争を引き起こします。ポピュリストのリーダーは両方の北から生まれ、コントロールをし秩序を取り戻すことを制約します。これは民主主義にとって最大の試練の時です。つまり無政府状態をコントロールできなくなり、混乱に秩序をもたらす強力なポピュリストリーダーへの移行の可能性が最も高い時だからです。
国内での紛争が悪化するにつれ、大きな変遷に必要な富と権力の再分配のために、何らかの形の革命または内乱が勃発します。これは平和的で、既存の秩序を維持する場合もありますが、多くの場合暴力的となり、それにより秩序が変わります。例えば富を再分配したルーズベルトの革命は比較的平和なもので、既存の国内秩序を維持しました。一方でフランス革命、ロシア革命、中国革命は、はるかに暴力的なもので、それにより新たな国内秩序をもたらしました。
この国内の紛争は帝国を弱体化し、国内の弱体化を見て、それに常時挑戦してくる傾向のある外部のライバルに対して脆弱になります。これによって特にライバルが匹敵する軍事力を構築している場合、大きな国際的紛争の危機が高まります。事故と帝国をライバルから守るためには、驚愕の軍事費が必要ですが、この事態は国内経済状況が悪化していて、帝国が最も軍事費を拠出する余裕がない時に生じます。
国内紛争を平和的に仲裁するための実行可能なシステムがないため、これらの紛争は一般的に力のテストとして解決されることになります。大胆な挑戦がなされると、大国は戦うか退却するかという困難な選択に直面します。戦って戦するというのが最悪の結果ですが、退却も良くありません。それはライバルに全身を許し、どちらの側につこうかと考えている国々に対して帝国の弱さを示すことになるからです。
良くない経済状況はさらに富と権力のための戦いを引き起こし、必然的に何らかの形の戦争につながります。戦争は著しくお金がかかるものです。同時に構造的変換を引き起こし、世界の富と権力の新たな現実に対する新たな秩序を再調整します。衰退する帝国の準備通貨と負債を保有する者が不審感を抱き、それらを売却すると、ビッグサイクルの終焉となります。約750の通貨が1700年以来存在していますが、現在存在するのはその20%未満で、全て価値が低下しています。
オランダではこれは第4次エラ戦争の敗戦後に起こっており、同国が戦争中に膨れ上がった巨大な負債を返済することができませんでした。この事態のためにアムステルダム銀行の取り付け騒ぎが生じ、絶望的な売りに繋がり、莫大な紙幣の印刷を強いられたため、帝国の存在は無意味となってしまいました。
英国の場合、これは第2次世界大戦後、勝利したにも関わらず戦調達のために借入れしたが、大な負債を返済することができなかった時に起こりました。これが一連の貨幣の殺、英国ポンドの切り下げと売却につながります。一方で米国とそのドルが支配的になり、新たな世界秩序を生み出しました。この録音の時点では米国はまだその時点に至っていません。歳入を超える莫大な負債を抱え、この赤字をさらなる借入れと新たな紙幣の殺によって賄っていますが、大きなドル売りとドル債務の売りは始まっていません。
大きな内部分及び外部紛争が全て、典型的な理由で起こっているもの。戦争に至るまでの一戦はまだ超えていません。最終的には、それが暴力的なものであろうとなかろうと、これらの紛争から抜け出ると新たな勝者が生まれ、協力して敗者の負債と政治制度を再構築し、新たな世界秩序を確立します。そして古いサイクルと帝国が終焉し、新たなサイクルが始まり、また最初からやり直しです。
典型的なビッグサイクルがどのような経路で起こるかを思い描いていただくため、ここまでかなり詳しく述べてきました。もちろん全てのサイクルが全く同じように発生するわけではありませんが、ほとんどの場合当てはまります。あまりにも類似しているため、交流と衰退の話は本質的に同じであるように思えるほどです。そして違いは登場人物の服装と使用するテクノロジーだけです。
では、私たちはどこへ向かっているの [音楽] でしょう。未来です。ほとんどの帝国には陰りの元光り輝く時期と必然的な衰退があります。衰退を逆行させることは難しいのです。そのためには既に行われている多くのことを元に戻す必要があるからですが、それは可能です。これらの指標を見ることで、帝国がビッグサイクルのどの段階にあるかを知ることは容易です。どれほど健全なのか、状況が向上しているのか、悪化しているのか。これはどれほどの年数がその国に残っているかを推定するのに役立ちます。それでも、これらの概算は正確ではありません。
任にある者たちがバイタルサインに注意を払えば、改善すればサイクルが伸びることもあります。例えば、ある人が60歳であることを知っている場合、どれほど健康か、喫煙するかしないか、その他のいくつかの基本的なバイタルサインを元にその人の寿命を概算することができます。この指標は帝国やその国家としての生命兆候に対しても適用できます。正確ではないかもしれませんが、大まかな指標であり、寿命を伸ばすための手順について明確な方向を示してくれます。
国家の最大の戦争は自身との戦争である場合がほとんどです。成功を持続するための困難な決定ができるかどうかなどです。私たちがどうするべきかについては、最終的に2つのことに絞られます。出費よりも多く収入を得ること、そしてお互いに経緯を持って大事にすることです。私が述べたしっかりした教育、独創性、競争力の維持やその他全ては、この2つを達成するための方法です。それを実行していれば評価するのは簡単です。ですから健康になりたいと思っている人のように、しっかり実行してバイタルを改善しましょう。個人個人で、そして皆でやりましょう。
世界がどのように動き、その動きにうまく対応するためのいくつかの原則を共有する理由は、私たちが今置かれている状況と直面する困難をあなたが認識するのに役立ててほしいからです。そしてこの時代をうまく渡っていくために必要な賢い決定をして欲しいのです。[音楽]
他にもお話しすることがたくさんありますが、時間が迫っていますので、興味のある方は私の著書『変わりゆく世界秩序』でさらに詳しく学んでください。また、economicprpl.ORG、そしてソーシャルメディアを通じてこの対話を続けていくのを楽しみにしています。ご清聴ありがとうございました。進化の力が共にあらんことを。[音楽] お[音楽]